有刺鉄線について2015年05月21日 09:04


画像は宮本町8でみつけたもの。有刺鉄線ではないけれど、こんなパターンもあります。あと、外壁の上部にガラス片を埋め込んでいるパターンも何回か見たことがあります。
カテゴリ「有刺鉄線」は一番最後に思いついたものでした。
路上観察というと、いろんなテーマがあるけれど、例えばマンホールのフタであったりとか、ブロック塀の風穴ブロックのパターンであったりとかには自分の興味が惹かれませんでした。なぜなんだろうと考えると、そこには人間の何らかの作為がないからなのだと思います。
有刺鉄線には、ちょっとヒステリックな「入るなゴルァ!」という感情が込められています。それから、文中にも書いたように、被害妄想の萌芽みたいなニュアンスを感じることもあります。そういった「街のなかに存在しているかさぶたのような何か」に該当するな、と思ったのでした。
あともうひとつ、自分は最近は見放してしまいましたが、プロレス好きでした。でもデスマッチ系はあまり好きではないので、実際に有刺鉄線デスマッチを見た経験は少ないのですが、有刺鉄線というと、自分の脳内では即座に「プロレスにおける使用アイテム」という連想がはたらくのです。
ともあれ、このブログを始め、意識的にいくつかのものを探して所沢の街をうろつき回ったわけですが、まだまだいっぱい有刺鉄線はあるもんだな、という感想です。それが、いくつかの発見を通じて「個人宅に個人の意志で設置されたもの」というふうに指向が変化していったのは、やはり「最近はめっきり見ないけれど、人間の持っている暴力の具現化」としての有刺鉄線を確認したかっただと思います。

南住吉の有刺鉄線2015年05月11日 09:41


所沢市南住吉の有刺鉄線
所在地は南住吉19。
小さい画像だとわかりにくいかもしれません。クリックすると拡大します。
畑を守るタイプなんですが、ここの一部だけ有刺鉄線が余ったのか、とくに重点防御対象スポットだと考えたのか、戦争映画なんかで見かける有刺鉄線のようにぐるぐる状態になっています。「侵入するならしてみやがれ、コノヤロー」という主張を感じます。

入間航空基地の有刺鉄線
↑戦争映画という例えで思い出したのでちょいと入間の航空自衛隊基地に行ってみました。ありましたよ。こんなふうに有刺鉄線がぐるぐる巻きになっています。こういう感じの有刺鉄線の使い方って、いかにも軍事関係って感じがしますよね。

緑町の有刺鉄線2015年05月05日 09:04


所沢市緑町
緑町で発見。個人宅での有刺鉄線です。個人宅だから丁目番地は省略。
隣家との境にネットを張って、そこに有刺鉄線をからめています。でも奥の方は下に垂れ下がってしまっていますね。
何を防御しようとしているのでしょう。猫かな。病的なまでの猫嫌いなのかと想像しちゃいますが。
というか、ちょっと病的な何かを感じさせるんですよね。
被害妄想を抱いている知人の家に行ったとき、郵便受けに「郵便物を抜き取るな!」と手書きを書かれていたんですが、その字がなんだかひきつったように乱れていたということがありました。それをちょっと連想してしまいます。
丁寧にした仕事ではなくて、かっかとしながらそこらへんにあるもののやりくりで、適当につくってしまう感じ。だらしないのではなくて、何かが欠落していて、そこにぽっかり空洞ができているような感じです。

御幸町の有刺鉄線2015年04月29日 21:35


所沢市御幸町
ありました。個人宅で有刺鉄線という事例。
所在地は画像のとおり(画像をクリックすると拡大表示されます)。
最近はこういう高さのブロック塀はつくられないので、塀とその上部の有刺鉄線が設置されたのは、ちょっと古いと推測できます。やっぱ70年代ぐらいでしょうかねぇ。最近の家の外構だと、ブロックは2段ぐらいにして、その上はフェンスというが一般的。
さほど「豪邸」という感じの家ではないのですが、泥棒の被害に実際にあったとか、あるいは強迫神経症的に恐れを抱いている感じがします。
所沢市御幸町
おっと、有刺鉄線の一部にこんなものが。
ヒイラギですね。
うーん。ということはちょっとオカルト的な何かがあるのかもしれない。

宮本町の有刺鉄線2015年04月20日 21:26

所沢市宮本町
所在地は宮本町1-12。
畑の作物を守るタイプの有刺鉄線です。
3列になっていますが、有刺鉄線どうしのあいだがけっこう空いているので、これ、くぐろうとすればすぐ侵入できてしまいそう。
有刺鉄線じたいは錆びていないので、わりあいと新しいもののようです。

ところで私、じつはひょんな縁があって、昨日から市議会議員選挙の選挙カーの運転手をしています。かなーり細かく路地から路地に入り込んで候補者の名前をウグイス嬢がアピールしたりするわけですが、このブログ的に残念なことは所沢市ではないんですよね。所沢市だったら、もっとブログネタを収集できたと思うんですけどねぇ。とてもゆっくり車を走らせるので、路上観察しまくりなんですけどね。

旭町の有刺鉄線2015年04月14日 21:42


所沢市旭町

所沢市旭町

所沢市旭町

所沢市旭町
旭町にて4ヶ所の有刺鉄線を発見しました。
これらは半径50メートルのところにあります。県道6号と西武池袋線の間のわりと狭い範囲で次々と見つかりました。
最後の画像はちょっとわかりにくいですが(アップで撮ったのはピントがはずれていました)、門の横の塀の上に有刺鉄線が張ってあります。
こんなふうに集中して生息していると、この地域が有刺鉄線にとって棲みやすい環境にあるような感じがしてきます。旭町は所沢駅から近い位置にある場所ですし、防犯意識が高いのかもしれない。あるいはじっさいに空き巣被害がけっこうあったのかもしれない。そういう地域的な条件があるようにも感じます。
あるいは「あそこん家が有刺鉄線で囲ってるからウチもやろう」というような、日本的横並び意識もあるのかもしれません。
ともあれ、所沢に限って言えば、旭町が有刺鉄線の集団生息地域であることが確認できたわけです。
ま、こうなると次はなんてことのない住宅地で、なぜかその家だけ有刺鉄線で守られているというタイプを見つけ出したいという気持ちがわき出してきます。
はたしてそんな事例がここ所沢で見つかるでしょうか。


星の宮の有刺鉄線2015年04月07日 23:15


所沢市星の宮1-13
ぶらぶらしていて見つけました。
八洲興業という空調設備の工場のまわりの塀の上をこんなふうに有刺鉄線で囲んでいます。
中の建物もけっこう古びていて、いかにも昭和な雰囲気が満ち満ちていますね。
画像はこの1枚だけにしておきますが、ぐるりと工場のまわりの塀の上をこんなふうに有刺鉄線が設置されていました。
しかしこれも個人宅ではないわけなんで、なんというか、理に落ちるという感じです。やはり個人宅や個人の敷地に絞って探してみたい気になってきました。
すでにいくつかそういう事例をみつけています。なので、店舗や工場などのような事例はこれまでにして、以後は個人の意志によって設置されている有刺鉄線に絞って探してみることにします。
しかしこの昭和レトロな物件も魅力的と言えば捨て難い魅力がありますよね。
所在地は星の宮1-13。コナミスポーツクラブの南のNTTのビルのもひとつ南にあります。

下安松の有刺鉄線その22015年04月01日 22:44


下安松でもうひとつ有刺鉄線をみつけました。
画像のように駐車場を囲む鉄パイプとネットにとりつけてあります。
これなんかもけっこうあぶないですよね。ネットだけかと思っていたら有刺鉄線がぐさりときたりして。
畑とちがって駐車場ですから、侵入禁止という意味合いはそれほどないように思います。では、何で有刺鉄線を使ったのでしょうかね。よくわかりません。


下安松の有刺鉄線2015年03月25日 18:30


下安松の有刺鉄線

下安松の有刺鉄線

下安松の有刺鉄線
下安松でみつけた有刺鉄線です。
これこれ。こんな感じで畑の作物を守るために張り巡らせてあるタイプって、昨今めっきり見かけなくなってしまったような気がします。私の住んでいるところの道路向いも畑なんですが、40年ぐらい前はこんなふうに有刺鉄線が張られていたように記憶します。
丸太にそのまま有刺鉄線を打ち付けているようです。けっこう低い位置に有刺鉄線があるので、幼児なんかにとって危険です。この物件の場合は有刺鉄線と道路との間に、たぶん土留めの役割りも果たしているレール状のものがあるのでまだマシですが。
3枚目も同じ畑の別場所にあった有刺鉄線。3列です。有刺鉄線が錆びてないので、こちらはわりと新しめなのかも。


島忠ホームズの有刺鉄線2015年03月19日 08:19

所沢市には島忠ホームズは1店舗だけ。R463の小手指駅に近いところにあります。
そこで有刺鉄線を発見しました。
島忠ホームズ所沢店

島忠ホームズ所沢店

島忠ホームズ所沢店
一番上は店舗の裏にある駐車場に入るところの、鉄のスライドさせる門の上に設置されている有刺鉄線。鉄の棒をとりつけて2段に有刺鉄線が張られています。そこそこ厳重ですね。
2つめはR463側のエクステリア品や園芸用品を売っているところ。フェンスの上に有刺鉄線が張られています。
3つめはその末端部で、余った有刺鉄線がだらりと垂れ下げられています。
しかしこの目的も明白ですね。商品を守るための有刺鉄線。
考えてみればこういう品って、深夜でも店舗の外に置きっぱなしなのでしょうね。
盗難防止というはっきりした目的があってのものですから、こういうタイプの有刺鉄線も今後はレポしないかも。やはり個人の敷地の境界線とかに張られている有刺鉄線がどのくらい残っているかに注意しながら路上観察をすすめていきたいと思います。