醤油焼き団子について2015年05月22日 08:22


醤油焼き団子
各カテゴリについて、まとめめいたものを書いていきます。
醤油焼き団子だけは「グルメネタ枠」と考えていたので、そうですねぇ、子どもの頃から食べていた、いわゆるソウルフードってやつですから、思い出話を書けばたくさん書けるのだけれど、読んでおもしろいものではないかなぁ。
所沢以外にも広くこのタイプの醤油焼き団子の店はあるんですが、こまかく丹念に調べてみたわけではないのでそれもちゃんと書けない。
というわけで自作について書くことにしましょう。
シンプルな食べ物です。上新粉を買ってきて、水を入れてこねて、茹でればまずは団子ができます。それを串刺しして焼きながら、途中何回か醤油を塗るとか、小皿に入れた醤油に団子を転がしてまぶして、さらに焼くだけ。
で、シロートがつくると上記画像のようになります。
まず団子を均等な大きさに丸められません。でもそこは慣れかな。練った上新粉が手につくのでてのひらにサラダ油を塗るといいかも。
ご自宅に七輪なんてあって炭火焼できればいいけれど、うちはガスコンロで網焼きしました。焦げ目をつけることが重要であることはわかっていたけれど、焦がし過ぎに注意。
醤油はわざわざ深井醤油に行って買ってきたんですけど、それの成分表示を見ると砂糖と化学調味料が入っているのね。なるほど、あの甘さはやっぱり砂糖か。ということは、濃いめの醤油に砂糖を入れればべつに深井醤油でなくてもいいのだと思います。ま、そこは好みの領域でしょうか。
団子を茹でるときに火が通ったかどうかは、団子がお湯に浮いてきたらもうだいじょうぶということです。
自作の醤油焼き団子、味はウマかったです。シンプルな料理なので、まず失敗することないでしょう。

もともと水田のできない武蔵野台地で、畑で稲を育てていたらしいです。そういう稲のことを陸稲(おかぼ)と言って、ごはんにしても味がいまいちだったとのこと。そこで粉にして団子にして食べたという由来があるとか。
ということはですね、なんとか陸稲の米粉が手に入らないかな、と思ったのです。いろいろできる範囲で当たってみたのですが、所沢市内で陸稲をつくっている農家があるところまではわかったのだけれど、入手までの経路がわからなかった。
まあ、自分でつくらないまでも、そのうち陸稲でつくった醤油焼き団子を食べてみたいと思っています。同じようなこと考えている人はいるはずなので、そんなにハードルが高い望みではないと思っています。


観音茶屋/市川米店/丸屋2015年04月28日 20:45

醤油焼き団子専門店に限ってこのカテゴリで紹介してきましたが、兼業ではあるけれど醤油焼き団子を提供しているお店3つをまとめて紹介したいと思います。
まずは観音茶屋@上山口2203
焼き団子@観音茶屋

観音茶屋
山口観音(金乗院)の真ん前にあります。画像左が山口観音で、右の建物が観音茶屋。手前の緑色の部分が駐車場。
店の角のところで焼き団子がアクリルのケースの中でラップがかけられています。通りすがりに「ちょっと一口」と1本買える雰囲気です。
1本110円。
見た目は醤油感がありありですが、味は見た目ほどでなく薄めでした。
不定休。

続いては、いちかわや米店@金山町13-12
焼き団子@市川米店

市川米店

すんません、これ上の画像は2008年で下の画像が最近(2015年)です。
あまり変わってませんね、と思いつつよく見ると、対面の奥の白いマンションが2008年はまだありませんね。言い訳になってしまいますが、味はよく覚えていません。
1本70円ということで、ここで紹介した中ではお安いので、みなさんで確かめてみてください、とお茶を濁しておこう。
水曜と祝日休み。

あともう1つ、うどん屋の丸屋が焼き団子もやっています。
丸屋
丸屋@小手指南6-9-10
1本100円。
木曜休み。
店の前まで行ってみたのですが、店外から注文して買うという感じではないですね、ここは。うどんも食べてサイドメニューとして焼き団子を食べるのか、店内で焼き団子の仕上がりを待つというスタイルなのか、ちとわかりませんが、ここも紹介だけしてあとはみなさまにお任せということでひとつ勘弁。

あとは和菓子屋さんの商品のひとつとして醤油焼き団子があるというケースがいくつかあり、あるいはスーパーマーケットの前などで移動販売車で売っているケースもあります。このブログとしては、そこまでフォローしなくてもいいかな、ということで、このカテゴリの記事はこれにて終了です。
また、新しい店が登場する可能性はじゅうぶんあるので、そういう店を見つけたらまたレポートしたいと思います。

村田屋@三ケ島5-5062015年04月19日 21:03


村田屋@三ケ島

村田屋@三ケ島

村田屋@三ケ島
月曜休みで1本100円。
所沢市の最西端にある焼き団子専門店です。
醤油感はややあっさり目。
食感は他の焼き団子店と同じように、もっちりとはしていません。これを何と表現したらいいのか悩むのですが(まー食べてみればわかるんですけどねぇ)硬めの弾力があるというのが特徴ではないかと思います。焼きたては非常に香ばしくて柔らかいのですが、時間が経つと少し硬くなります。けれども柔らかいよりも、むしろ焼いてから1時間ぐらい経過したぐらいの硬さが自分は好きです。
この店は店の前に路駐できます。焼いているあいだはベンチに座ってぼんやり待ちます。

さて、この村田屋の紹介で、所沢市の焼き団子専門店はすべて紹介したことになります。また新店がひょっこり現れることもあるかと思いますが、次回の記事ではその他の、焼き団子専門ではない兼業店をまとめて紹介して、このカテゴリはいったん終了にしたいと思っています。

山口屋@上新井310-12015年04月13日 19:28


山口屋@上新井

山口屋@上新井

山口屋@上新井
所在地は463バイパスの「北野保育園南」信号を小手指駅方向(デイリーヤマザキがある方へ)入って50メートルほどのところ。
一本100円です。
所沢の醤油焼き団子専門店としては最も老舗らしくて100年ほどの歴史があるらしのですが、そんな歴史を鼻にかけることは微塵もなくて、団子を注文したらおばちゃんと世間話をはずませたりする雰囲気です。
店の団子を焼くスペースのとなりに出来上がりを待つスペースがあるんですが、ちょうど近所のおばあちゃんがいて世間話していたので、私は店頭で向いの北野保育園の散りつつあるサ桜を見物しながら、醤油の焦げる香ばしい匂いを満喫していました。
最初の画像のような立地ですので、店の前に駐車はちょっと迷惑になりますので、そこらへんは車アクセスの人はちょっと離れたところに停めればいいかと思います。
月曜と火曜が定休日。


武蔵屋@宮本町1-82015年04月06日 22:48



武蔵屋

武蔵屋

武蔵屋
今でこそ高層マンションだらけになってしまいましたが、現在55歳の自分にとっては旧市役所(現在は所沢市社会福祉協議会)あたりが所沢の「ど真ん中」という感じがします。駅で言うと所沢駅と西所沢駅のまんなかあたり。
いま地図を見ると所沢駅と西所沢駅、そして航空公園駅の三角形の中心部ということになるのだけれど、自分の年齢だと航空公園駅というのは子どもの頃にはなかったのです。
その「ど真ん中」にある焼き団子店がこの武蔵屋さん。
1本120円。
扉の中が焼き上がりを待つスペースになっていて、焼いているところが横から見えます。
ちょうど前客さんがいて、自分の注文したぶんと一緒に焼いていただきましたが、前客さんも注文本数は5本、自分もいつものように5本。べつに決まり事ではないんですが、5本=1ロットというか、ひとつの単位みたいに自分は思っています。なんなんですかね。暗黙の了解みたいなものがいつの間にか自分の中に仕込まれているのでしょうか。
団子は3回、醤油だれに浸けていました。
見た目はさほど濃い色合いではないんですが、びしっと醤油味が濃い仕上がりです。団子じたいの弾力(噛みごたえ)もそこそこあります。そしてここも経木に包んで渡されます。
店の真ん前に車を停めて買うというパターンもありますが、斜め向いの宮本町会館に1台駐車スペースがあります。
火曜と第三水曜休み。


奈美喜屋@御幸町6-52015年03月31日 22:27


奈美喜屋

奈美喜屋

奈美喜屋

奈美喜屋
ちょっとわかりにくい場所にあるけれど、もともとはダイエーの横でやっていた。記憶がおぼろげになっているんだけれど、ダイエーの前のファルマン通りに近い側に立つと、醤油の焦げるいい匂いがしたのを思い出す人も多いかと思う。わりと手狭なところでやっていて、どんどん焼いているのを1本だけ買って、そのまま路上で食べたりした記憶があります。
ダイエー横での営業を含めて、もう60年になるとか。
現在は1本110円。
おじさんがいなかったらチャイムを押すと上から降りてきて、炭火をおこしてつくってくれます。現在は3本以上の注文でおねがいしますとのこと。
つくっているのを店のなかで待ちます。この時間がいいんですよねぇ。なんとも言えない幸福感があります。
やっぱりすぐ食べたくなります。マルエツの前にベンチがあるのでそこで2本ほどぱくついてしまいました。
醤油味はやや控えめで、ややざらっとした食感です。もっちり柔らかいのもいやではないんですが、どこでも手にはいるヤマザキパンのだんごとは違う方向性のものを求めてしまうので、この食感は歓迎です。「やっぱこれだよな」という気持ちになります。
ところでいつも自分は5本買います。醤油焼き団子は冷えても問題なくおいしく食べられるので、余っても困らないわけだし。今はやっていないけれど、駅の構内などで焼き団子を売っていたときは1本だけ買ってその場ですぐ食べたりしたけれど、焼き団子専門店で買うときはなぜか5本。でもいつも醤油の香りにそそられて、家に持ち帰るときには2本か3本は消えているんですよね。


きくや@神米金1462015年03月24日 20:35


きくや@所沢市神米金

きくや@所沢市神米金

きくや@所沢市神米金
こんな場所に焼き団子店があるとは知りませんでした。
一番上の画像の左奥にあるのが新所沢清和病院で、カメラを撮っている背後にシャトレーゼがあります。病院に用がなければ入っていくことのない道なので、いままで気づかなかったのでした。
1串90円。
第一第三水曜休み。
注文するとすでに出来上がっている焼き団子を包んでくれました。お店をやっているのは柔和そうなおじいさんです。
包み紙は白い紙で、だんごはアルミホイルに包まれていました。
だんごはやや柔らかめの茹で加減で、形状が揃っているのでこれも機械成形かも。
醤油味はがつんと濃いです。画像のように思い切りよく焦げ目がつけてありますので、焦げの苦みと醤油のしょっぱさ、香ばしさがどれも強い。焦げてぎざぎざになっている部分にたっぷり濃いめの醤油がしみこんでいる感じ。


もぐもぐ@西所沢1-18-52015年03月18日 11:22


もぐもぐ@西所沢

もぐもぐ@西所沢

もぐもぐ@西所沢
2012年の開店ということで焼き団子専門店としては新参者。
そして珍しいことに(この店だけかもね)ホームページがある。
焼き団子店をはじめた理由とか書いてあります。祖父が入間市で焼き団子店をやっていたとか。うんうん、そう言えば私の知り合いに祖父がお餅づくりをやっていて、普段はべつの仕事をしているけれど、正月だけ祖父の残した道具を使って餅をつくって売っているやつがいます。そんな感じの「思い」なんでしょうね。
1本100円。
西所沢駅を出て線路沿いに小手指方向に進んだ路地にあります。このたたずまいもなかなかいい感じ。
注文すると「しっかり味でいいですか」と聞かれた。もちろんですとも。醤油味が濃くて、焦げているのが好きです。
ベンチで待っていると、お茶をいただきました。そしてすぐに醤油の焼け焦げるあの悩ましい匂いが漂ってきます。
出来上がったのを持ち帰り、開いてみるとこちらも経木に包まれています。
しかし団子は機械成形ですね、きれいな球体です。「しっかり味」ということですが、醤油味の濃さは野村商店の方が上でした。
あと、ホームページを見て弓削田醤油を使っていると書かれていて「ほお」と思いました。じつは自分も家で常用している醤油が弓削田醤油なんですよ。ヤオコーで売ってるから入手しやすいし、すごく香りが濃密なので気に入っています。何回か、日高市にある弓削田醤油で醤油ソフトクリームも食べてます。
第二、第四日曜日が休みで、9時半開店、閉店は4月から6月までが17時、7月から9月までが18時、10月から3月までが16時とのことです。

野村商店@城8612015年03月13日 07:49


野村商店01

野村商店02

野村商店03
醤油焼き団子カテゴリの最初の記事です。
まずは所沢の最東端の焼き団子店「野村商店」さんから。
水曜休みで、1本110円です。
つくり置きはしてなくて、注文してから仕上げてくれます。5分ぐらいで仕上がります。
車は店の手前が道路がひっこんでいるので停められるし、店の裏の公民館みたいなところにも停められます。店のすぐ裏にベンチがひとつあって、ここで食べるのも風情があるかも。
この赤っぽい包み紙がいいですねぇ。
これを渡されて車に乗ったら、すぐに車内が醤油を焦がした匂いで充満して、もうたまりません。すぐに1本いただいてしまいました。
赤い包み紙を開くと、焼き団子が経木に包まれています。この仕様もレトロなよさを感じさせてくれます。
<追記>
ネット検索していてこんなページを見つけました。
そこでの情報によれば、なんとこちらは開業65年だとか!
あと、使っている醤油は地元所沢の深井醤油だそうです。